『僕、トーキョーの味方です』マイケル・プロンコの感想
『ニホン語、話せますか?』マーク・ピーターセンにつづいて「ガイジンエッセイ」を読んでみたが、いまいち。ピーターセン以上にいまいち。
哲学者らしく(?)日本文化についていろいろ考察しているのだけれども、それが的を外しているようにおもえてならない。どっかでこんなの読んだなあ、と思ったらロラン・バルト『表徴の帝国』がこんな内容だったような。あんま憶えてないけれど。
ところで、気になったのは「ジャクソン・ポラック」って表記しているんだけれども(p.37)、ふつうは「ジャクソン・ポロック」じゃないか。Googleで検索してもポラックは1000件以下に対してポロックは34000件。あえてポラックにこだわったのかどうかは知らないけれども、こういうのっていちいち気になる。
僕、トーキョーの味方です―アメリカ人哲学者が日本に魅せられる理由
posted with amazlet at 10.04.29
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外国人のトーキョー本のロングテール -散文的すぎませんかねえ-自然体の哲学風コラム
なにはともあれ、異国人の発信が増えるのはいいことです。
トーキョーと愛しあう前の前戯本
なにも不思議を感じない人こそ